「トーナメント」 のアーカイブ
TOP50第2戦 遠賀川
TOP50第2戦の遠賀川が終了しました。
数あるトーナメントフィールドの中でも結果が出せず「苦手意識」がある遠賀川。
そもそも苦手意識があると思っている時点で負けていたのかもしれません・・・
結果は40位の予選落ち・・・
ここ数年で最悪最低の試合内容でした。
プリプラクティスの内容も「いつも通り」ではなく、
「価値のあるバス」を探すことができず不安を残すことになってしまいました。
試合内容は散々なものなので書きませんが、
「自分の良いところが、そっくりそのまま悪いところに・・・」と言った感じで
「頑固」なところが影響してしまいました。
優勝が勝ちとすれば、それ以外は負けということになりますが、
「自分の中で納得のいく順位だったか」「納得のいく試合内容だったか」
によって「負け」という言葉の意味合いが違ってきます。
今回の試合は「順位もダメ、試合内容もダメ」
と全くいいところが見つからないぐらいの「負け方」です。
過去にもこのような試合は何度も経験しているし
これが、トーナメントでしか味わえない「悔しさ」であり「面白さ」でもあります。
そこで、「自分が何を思い、何を受け止めるのか・・・」
それが強さに変わり、試合で勝つために最も必要とされる「メンタル」
を作り上げると思っていいます。
少々愚痴っぽくなりましたが「たまには」いいでしょう。
そして、第3戦の霞ヶ浦・北浦へ照準を合わせていきます。
ロッド1本という選択
先日のTOP50開幕戦。
2日目、3日目のフロントデッキにはランディングネットとロッド1本のみ。
もちろん、それには深い理由があります。
プラクティスでは、自分が考えられる限りのパターンを探していきます。
今回の試合で使えそうだったのは
・LBローラー、キッカーイーターのクランキング
・フットボールジグのリアクション
・冠水植物、ゴミ溜り撃ち
・ジグヘッドリグ
・ダウンショットリグ
・ネコリグ
・ノーシンカーリグ
・サイトフィッシング など
これだけの戦略を立て試合に臨もうとするとタックルの数は
10数セット必要に・・・
実際、試合初日のフロントデッキには10本以上の
タックルが並んでいました。
なぜ、2日目からフットボールジグのロッド1本に絞り込んだかというと
「自分のやるべきことが解った」からです。
きっかけは1匹のバス。
初日の11時30分ぐらいまでは、「とりあえずライトリグで釣った
2500g」ぐらいのウエイトしか持っていなかったので、
キッカー狙いでフットボールジグへチェンジ。
そして、これまでのプラクティスで一度も釣りをしていない
「何気なく目に入った岩盤」で釣った1400gのバス。
この1匹のバスの「釣れ方」がすごく気になり、一度も釣りをしていない
場所をキーワードにして「見た目のいい岩盤をラン&ガン」。
短時間のうちにライトリグで釣ったバスをすべて入れ替えることができ
「これは上位にいける釣りだ」と確信したのです。
ラン&ガンというスタイルは「リズム」が大切になります。
2日目、3日目とフットボールジグロッド1本にしたのは
そのリズムを狂わせる原因となる「ある誘惑」を断つためでした。
それは・・・
初日のように「まずライトリグでキーパーを」という考えを断とうと思ったこと。
そして、釣りをしていると視界に入る「ゴミ溜り」や「見えバス」といった
別のパターンでの釣りに手を出さないようにと思ったからです。
それらの魚を狙えばリズムを崩してしまうという恐れがあったので
強制的にそれらの魚に手が出せないようにしてしまうという考えです。
そして何より、プラクティス、初日の状況から判断して
フットボールジグのランガンなら釣れるという確信があったので今回は、
「ロッド1本という選択」になりました。
JB TOP50 開幕戦
高知県早明浦ダムで行われた開幕戦。
結果は3位で終えました。
前回のブログでプリプラクティスの釣果は「いつも通り」と書いた意味は
「今は、自分の思い通りにバスが釣れる」ということ。
言葉だけ見れば、いいプラクティスがでたと思われるかもしれないですが、
あくまでプラクティスと試合とは違い、「これは普通の状況で釣れた」ということ。
2週間後の試合を想定してのプラクティスも同時にする必要があるのです。
それほど甘くないのがこのTOP50であり、そしてトーナメントのおもしろさでもあります。
いざ試合が始まれば全員が本気になりバスを狙いに行くので、
「普通の状態などあり得ない」のです。
なので、試合では「プラクティスを活かして、その時も釣る」
という展開が理想となります。
実際、この試合の3日間では、プラクティスで見ておいた地形を思い出しながら
プリプラクティスや直前のプラクティスでも釣りをしたことがないスポットで
ほとんどのバスをキャッチするという展開になりました。
3位という結果よりも「プラクティスを活かして、その時も釣る」という
理想の展開ができたことに満足しています。
理想の展開ができれば「上位入賞は間違いない」ですから。
今回、使用したのが写真のフットボールジグ3/8ozに
キッカーバグ3.5グリパンをセットしたもの。
フットボールにはC-4ジグ用のラバー(シークレットブラック)を
「やや少なめ」に巻きました。
そして、この試合用に作った「秘密のトレーラー」も使用。
メインで狙っていたのが、この写真のような岩盤のエリア。
ラバーをやや少なめの量で巻くことで水の抵抗を減らしフォールスピードを上げ
1m~6mの岩盤に差してきていたプリの雌バスを
「素早くリアクション」で狙っていきました。
釣り方のイメージは「縦のクランクベイト」。
普通、横方向にしか引けないクランクベイトを縦に引くイメージで
岩盤に擦りつけながら縦に転がして、張り出しや台地に乗せて、
そこでアクションさせて喰わせるといった感じです。
プリプラクティスや直前のプラクティスで好調だったのが、
LBローラーとキッカーイーター。
そして、ボウワーム4.2のネコリグ。
初日の午前中フットボールジグで釣った1匹のバスをきっかけに
それまでキーパー獲り用に使っていたボウワームに
全く手を出さないようにしたのが、この試合の「ターニングポイント」になりました。
そして この試合、一番重要だったのが「ラン&ガン」。
2日目、3日目は、フットボールジグのロッド1セットのみに絞り込んで勝負。
気まぐれなプリの雌バスを狙うには、とにかく「自分から仕掛けないと始まらない
・・・」
まさに、「ハイリスク・ハイリターン」な展開でした。
マスターズ結果&国際フィッシングショー
JBマスターズ第1戦終了。
このマスターズシリーズで一番重要な試合「初戦」を
2日間ともノーフィッシュで終えました。
129人中35人がウェイインという「タフコンディション」
ただ、このタフコンディションというのは今まで何十試合も経験
しているので、今回釣れなかった理由にはなりません。
その中で、バスを持って帰れなかった自分は「まだまだ」であり、
反省をしなければいけません。
僕の場合「優勝」できた試合でも反省することは多々あります。
それが、今回の試合のように1匹のバスも獲れなかった場合は
「2日間すべての行動が間違っていた」ということであり、
試合では自信を持って行なっている「判断や決断」を覆される
ということでもあるので反省すべき点は「すべて」です。
バス持ちの写真はありませんが、
僕が湖上でとった日本一高い山、富士山の写真をどうぞ。
国際フィッシングショー。
3月23日、24日、25日はパシフィコ横浜で国際フィッシングショーが
開催されます。
セミナーの予定は
23日(土)12:00~13:00 プレゼンステージで「サイトマスター」
プロスタッフとして。
24日(日)10:00~11:00 プレゼンステージで「サイトマスター」
プロスタッフとして。
24日(日)エバーグリーンステージ 11:15~12:00で
「福島健の思考」をテーマに話させていただきます。
基本的に3日間ともエバーグリーンブースにいるので声をかけていただければ
EGプロステッカー福島verをプレゼントします。
「関東のマニアックな方々?」エバーグリーンブースでお待ちしてます。
C-4ジグ
先日、紹介しましたC-4ジグのチューニング。
エリート5の試合で狙っていたのが水深6m前後の背の短いウイード+湧き水や
溶岩帯の同じく6mラインで越冬を意識しているバスの群れ。
この、群れを釣るというのが今回C-4ジグをチューンニングした理由。
越冬を意識したバスは条件を満たしたエリアへ集まり群れを作るので
その群れの中に素早くジグをプレゼンテーションし、スピーディーに釣る、
そのためにチューニングを施したのが下の写真のC-4ジグ2.2g(ミントグリーン)です。
チューニング方法は簡単。ラバーをカットするだけなのですが、そのボリュームやバランス
そしてカットする本数など、 とことんこだわってカットしたのがこの写真のジグです。
チューニング後はラバーの本数を減らして、上下ともラバーは25本になるようにします。
ただ、減らすとは言ってもラバーを抜き取るのではなく、根元を3~5mm残してカット。
(ラバーを抜いてしまうと他のラバーも外れやすくなってしまうのでそれを防止するために、
そして根元のボリュームを残しておくため)
上側のラバーは元の長さより5mmほどカット。下側のラバーも元の長さよりランダムに
1cmほどカット。あと、ブラシガードはフッキングを優先していたために抜いてました。
これらをすることで、ラバーが受ける水の抵抗を減らしジグの沈下速度を上げ
水深6mのボトムでもジグを素早く操作して
食い渋ったバスにリアクションで口を使わせることができます。
そして、バスを釣ることで群れ全体の活性を上げてさらにスピーディーに釣る
というのがエリート5での戦略でした。
(こちらはノーマル)
普段はパッケージから取り出したものをそのまま使っていますが、
フォールスピードを上げたい時、リアクションを意識した動きを出したい時、
ラバーのボリュームを抑えシルエットを小さくしたい時にはこのようなチューニングをしています。
(もちろんラバーの本数やカット方法、全体的なバランスにこだわったノーマル状態のものも
福島チューンと言えますが・・・)
このパッケージに書かれているように
ランダムカットで釣れるシルエット、生命感を形にしたスカート。
ハングオフをしやすく根がかりにくいヘッド形状。
トレーラーをがっちりホールドし、セカンドバイトへ持ち込めるワイヤーキーパー。
姿勢を崩さないバランス。
それ以外にもフックのサイズ、ラバーの量、各カラーごとにラメの大きさや量、
組み合わせなどを僕自身が徹底的にこだわって作り上げたスモラバ。
シンプルなのに複雑、それがC-4ジグです。