「タックル」 のアーカイブ
ZPI
2003年JBワールド(現TOP50)シリーズ第4戦
芦ノ湖。
オフィスZPI代表加藤さんから「どんなリール使っているの?」
「よかったらうちがチューンしたリール使ってみない」と
声をかけていただいたのが、長年にわたりスポンサード
していただくきっかけでした。
しかし、2019年度よりリールチューニングパーツメーカーから
釣り具の総合メーカーへと業態変更されるということで、
2018年をもちましてスポンサー契約を終了することに
なりました。
自分専用にカリカリにチューニングされたリール・・・
使用するルアーによってロッドを使い分けるように
リールもルアーに合わせて使い分けれるよう微妙な
セッティングをしていただいていました。
試合で使用するロッド、リール、ルアーは
すべて「一軍」のモノを使いたい、余計なストレスは
なるべく排除したい。
とくに、一日中キャストを繰り返すリールにはキャスト時の
「自分の癖」なども取り入れてもらったセッティングをして
いただいていました。
「個性や性格」があるリールをひとつひとつ仕上げていただき
「僕自身のバスフィッシング技術の成長に大きく貢献してくれた」
こということは間違いありません。
また、僕のわがままを聞いていただき、すでに製造が終了
しているリールのカスタムパーツの販売。
オーバーホールと修理もしていただきました。
優勝をはじめ多くの上位入賞に貢献してくた
「ZPIチューンリール」。
長年にわたりスポンサードしていただきありがとうございました。
TOP50開幕戦 野村ダム
2018年TOP50開幕戦 野村ダム。
結果は12位で終えました。
公式プラクティスの前日に野村ダム入り。
TOP50シリーズは準備やトラブルに備え時間に余裕を
もって行動しています。
桜も7割くらいは散っていたので、スポーニング開始
という状況だと予想。
2日間のプラクティスは状況を確認するだけでした。
60馬力規制の試合ということもありボートに積み込む
タックルも制限されます。
ロッドストレージがないので予備タックルも含め15セット
を用意。
初日のスタートは48番・・・残念。
上流エリアでTGブロー10gスカルピン3.5で2匹の
キーパーを釣って下流へ移動。
とりあえずリミットは揃えましたが・・・
サイズがでない初日終了。
5匹2030g43位で最悪のスタート。
2日目、朝から冷え込み雨予報。
この日もキーパーバスは揃えたもののウエイトは2400g。
心が折れかけた午後2:30頃、抑え込むようなバイトが・・・
フッキングした瞬間に解るサイズ、慎重にやり取りをして
ネットインしたバスは2340gのバス。
この2340gバスのおかげで、この日のウエイトを4485g
暫定12位で予選通過することができました。
最終的にビックフィッシュ賞も獲得できました。
ロッド:ヘラクレスFACT 64XULST
リール:レボMGX2000 ZPIチューン(ドラグ改)
ルアー:C‐4リーチ3.1”
ライン:バスザイルR3lb
フック:がまかつ321ファインカスタム#6
3.5gダウンショットリグというタックルでした。
最終日は超苦戦・・・
昨日のバスをヒントに何とか1700gのバスを仕留め
3匹2358g総合成績12位で開幕戦を終えました。
初日を終え2日目の終了30分前まで予選通過すら厳しい
と思っていましたが、「ワンキャスト」そして、1匹のバスで
大きく展開が変わりました。
「最後まで何が起こるかわからない」ということを改めて
感じることができた試合になりました。
LDマスター
がまかつから僕がプロデュースさせていただいた
オフセットフック「LDマスター」が発売されました。
「LD」とはリーダーレスダウンショットの略。
リーダーレスダウンショットリグを使用することを前提に
追求したフックです。
(勿論、テキサスリグやノーシンカーリグにも使えます)
「釣れるフック」をコンセプトに開発。
ワームとの一体感やワームのコンセプト、その能力をを
最大限に発揮できるためのフックが欲しくプロデュース
させていただきました。
サイズは#1、1/0、2/0、3/0、4/0の5サイズ。
T.G.W(トーナメントグレードワイヤー)、
ナノスムースコートを採用。
線径を従来のオフセットフックより太めに設定し、
剛性を上げることで「刺さりやすく強いフック」に
仕上げました。
その特徴ですが・・・
アイは通常のフックよりもかなり大きめです。
これによりリーダーレスダウンショット使用時の
「自由度」を上げストレスをなくし安定させています。
フロントのシャンクを長く、クランク部は角度をつけ
ワームのホールド性を上げています。
また、フロント側のゲイブ幅を狭くし、更にシャンクの
部分をストレートにすることで、ワームの横倒れを
抑えています。
参考までに、
従来のオフセットフックとLDマスターの差はこんな
感じです。
(#3/0)
ボトムでの姿勢を追及。
姿勢が良い状態を続けることができるので、
ボトムを這う甲殻類の自然な状態を演出できます。
後方からのバイトや前方からのバイト、360度
全方向からのバイトにラージアイがスムーズに対応。
また、バイト~フッキング時にも姿勢がいい状態が
続くため上アゴのセンター付近にフックングできる
ことが多くバラしにくいということがあります。
FACTフラップクローは大きな爪が特徴ですが、
更にその爪をワームのセンターラインより下方向へ
膨らませることで、フックがセットされた状態でも
ワームを安定させ横倒れしにくいという特徴を
「目的をもったデザイン」として作りました。
(自賛・・・)
写真上はLDマスターと従来のオフセットフックを装着
した例。
「見た目」もそうですが、姿勢が大事ということがよく
わかります。
がまかつLDマスター
製品詳細はこちら
FACT 65M
FACT 65M発売。
FACTでは初のチューブラーロッド。
「一言で言えばテクニカルな巻きロッド」です。
巻きの釣りと言えば、キャスト~リーリングを繰り返して
いていますが、その中に「操作する」ということを
付け加えたロッド。
ロッドスペックは6.5フィート・ミディアムアクション
レギュラーテーパー。
操作がしやすくキャスト&ルアーのコントロール、
取り回しが良くバイトも取りやすい「細かな操作で
巻き物での食わせ」ができるロッドです。
また、開発コンセプトの一つとしてある「湿ったフィーリング」。
高感度ロッドは「感じすぎてしまう」ことで乗りにくい(弾く)
ということが多く、あえてワンテンポ遅らせてバイトを感じる
ことでルアーを吸い込ませるという
「感じるけど感じ過ぎないという感覚」が湿ったフィーリング
です。
詳しくはコチラ
FACTロッドとしては初のオール塗装。
これは「あえてブランクスの重量アップ」することで
トルクを少し上げることと、ロッドのバランスを上方向ではなく、
巻きのロッドに最適な斜め下方向へ持っていくことで
「安定したポジション」で釣りができるようにしました。
ガイドサイズ&セッティング、各パーツのサイズも
自分で調整し組み上げてベストなモノに仕上げて
いきました。
ファーストサンプルを作ったのが2015年。
4軸やレジンの量を調節しながら数タイプのプロトロッドを
経てFACT65Mが完成しました。
写真左の白いロッドは、同時に作ったグラスロッドの
サンプルです。
このロッドが最終的には低弾性カーボンのFACT66MLに
なります。
勿論、試合でも使用頻度は高いロッドの一つ。
主にスピナーベイト、チャターベイト、小型クランク、
シャッド、スイムベイトなど巻きモノのロッドのメインとして
使用しています。
6.5フィート・Mレギュラーテーパーの「普通のロッド」ですが、
すべてに意味を持たせたロッドに仕上げました。
僕の中で、ソリッドティップロッドはティップ、ベリー、
バットを使って釣りをするのに対し、チューブラーロッドは
ロッド全体を使って釣りをするイメージです。
始動。
いよいよ開幕戦に向け行動開始です。
その前に緊急ミーティングでEGへ・・・
無事に問題も解決、ついでに水槽でルアテ。
先ずは恒例のタックルの準備から。
ルアー、ジグ、フック、シンカーなどの小物類の補充から
始まり・・・
ロッド、リール、ライン、ルアーを遠賀川をイメージして
ワクワクしながらセッティング。(この時間が最高に楽しい)
遠賀川でのプリプラクティス後はマスターズ開幕戦のため
河口湖へ移動するのでその準備をしないといけません。
約2週間の遠征の始まりです。