HFAC-70HST
「70H」というロッドといえば、ラバージグやテキサスジグをカバー撃ち、
ズル引き、シェイクなどで多く使用されていると思います。
今回、FACTロッド第2弾として「HFAC-70HST」というロッドが
今月下旬に発売予定です。
このロッドの表記は「70HST」というようにソリッドティプを搭載したモデル。
いままでの70Hというロッドに「フィネス」という要素をプラスし「感じる」ことを
追及したロッドです。
ヘビーロッドといえばカバー撃ち
ルアーをカバーに入れて釣りをする場合、その殆どがラインを枝やゴミなどに
触れておりその分感度が下がります。
明確に解るバイト以外のバイト(微妙に重くなる、モゾモゾとした)も解るように
と思い作ったロッドです。
カバー撃ちといえばショートキャストやフリッピング&ピッチング
キャストする際にティップにルアーのウエイトをすぐにのせることで、
振り幅を抑えキャスト・コントロール性能をあげるという特徴もあります。
フッキング
ロッドの標準重量は134g。
シンプルで必要なパーツのみを装着し、塗装も見直しガイドもオールシングル
フットガイドを装着。
かなりの軽量化はできましたが、問題は「フッキングパワー」。
僕の中でフッキングの強さを上げるには、ロッドバランスが前重心の方が
力強いフッキングができると思っています。
しかし、操作性を上げるには後ろ重心の方がいい・・・
グリップエンドにはバランサーは入れていますが、フッキングの力強さと操作性のバランスを
考え調整しました。 (ロッド自体軽いのでそこまで解りにくいですが・・・)
実はこの調整が一番こだわったところかもしれません。
とはいえ、カバー撃ちだけでなくオープンウォーターでのズル引きやシェイク
などでもラインの重さを感じ、バスのバイトは勿論、ボトムの質を判断できるヘビーロッド
でもあります。
記憶に新しいのが、2012年TOP50最終戦、プロトロッドとして制作した
70HSTで優勝。
この時は5gテキサスリグをアシの際へキャストし水中にある朽ち果てたアシの根に
ライトテキサスリグをコンタクトさせながらスイミングさせるという釣りでした。
その時の詳しい内容はこちら
ロッドスペックでは1/4~1ozとなっていますが、5g前後のテキサスリグでもよく使用し、
ヘビーロッドとしては軽いルアーも使いやすくなっています。
年明け早々新たなロッドのガイドセッティングです。
飛距離、操作性は勿論このロッドは「鋭敏」なロッドに仕上げようと思います。
2014年。
2014年は僕のバスフィッシング人生の中で大きな転機の年に
なりました。
バスフィッシング、そしてトーナメント活動を続けていくうえで
欠かせないと思っていたこと・・・
それはバスフィッシングを中心とした「モノづくり」(ルアー、ロッド開発)
という環境の中に身を置くこと。
2014年はエバーグリーンNEWブランドとして[FACT]を立ち上げさせて
頂き、今まで秘密の部屋で作っていた「バスを釣るための道具」を
自分自身のためだけではなく「皆さんに提案していける立場」になったと
思っています。
2014年を振り返ろうと思いましたが、色々ありすぎて・・・
この1年間のトーナメントや出来事をこのブログで書いていたら
年を越してしまいそうなので・・・
2014年は「FACT]を立ち上げ新たなスタートラインに立った
ということが強く印象に残っています。
2014年、応援していただいた皆さんありがとうございました。
よいお年をお迎えください!
追及したアイテム
サイトマスター
今年のトーナメントシリーズではサイトマスタープロカラー
シリーズ「ワンエイティマッハ」を使用していました。
最近は軽量で細かいフィッティング調整が可能な
サイトマスター「ベクター福島モデル」も使用しています。
このモデルを使用した感想としては「軽さは勿論、全体的に柔らかく
フィッティング」の自由度が高い。
このサイトマスターと書かれた部分が自由度を高める心臓部、
上下左右と動き、締め付けもなく適度なフィット感で顔に合わせて
くれます。
さらに、ノーズパッドを調整することで、「ズレを防ぎ」「まつ毛」
がレンズに触れることなく自由に調整できます。
こういった「追及したアイテム」が僕の釣りには必要で、
そういったアイテムを自分自身も作っていきたいと思います。
またまた旧吉
実釣、その他の撮影のため旧吉野川へ行ってきました。
この日は爆弾低気圧の影響で全国的に大荒れ・・・
橋脚工事の足場もこんな感じ・・・
普段は穏やかな旧吉野川もザブザブ・・・
実釣の方は・・・無・・・
この時期によく狙うのは2mより浅いシャローのバスですが、
残念ながら釣ることはできませんでした。残念・・・
水中映像撮影中・・・