2013.09.14(土)
カテゴリー:DVD

EG-CLIMAX➂ 旧吉野川編「点と線」

EG-CLIMAX➂旧吉野川編の解説です。
このロケの時に僕が頭の中で考えていたことをを紹介します。  

 

 

「真冬」とういことで、まず考えたのは「リアクション」の釣りです。

でも、オープニングのコメントでは「食わせ」という表現を使っています。 

なぜ「食わせ」という表現を使ったかというと、ある程度「居場所」が特定できて
「水中の状態」が想像しやすい「冬のバス」が相手だったからです。 

つまり、そのようなバスにどうやったら口を使わせることができるかが
頭の中でイメージできていたので、あえて「食わせ」という言い方をしました。 

その中で今回のクランクベイトやフットボールジグでの釣りというのは
スピーディーなリアクションの釣り」ができるので、
僕にとって低水温の季節には欠かせない釣り(考え)方なのです。

 

 

初日、まずはフットボールジグをメインに展開。
その合間にフィーディング系のバスをクランキングで狙い「どっちの釣りがいいのか?」
マンメイドストラクチャー、ウィード、ブレイクなどで「2つの釣りを試す」という感じでした。 

この時行なったフットボールジグでの釣りのイメージは
ピンポイントクランキング」というもので、
橋脚やブレイクの岩や張り出しなど「ここぞ」というスポットを「」で狙い
バスの前で「クランク」をヒラ打ちさせるイメージでジグを操作しリアクションバイトさせる
というものです。

 

 

一方で「」で狙ってリアクションバイトをさせるという釣りがクランクベイト、
ロングビルミノーなどの「クランキング」です。

このロケでは、最終的にはこのクランキングがメインなっていくのですが、初日の夕方
にワイルドハンチ(線)で釣ったバス
(釣れたエリア、バスのポジション、リトリーブコースなど)がヒントに・・・

一匹のバスからの情報でどこまで視野を広く(線)、かつ狭く(点)できるか」と
いうのがこの後の展開で非常に重要です。 

僕の中でこの「点と線」という考えの中には「線の中にも点を見つけ出す
点から線につなげる」という考え方があります。

線から点へ」それが今回行なったクランキング。

「ただリトリーブするのではなく」 風向きやボートポジション、リトリーブスピードや
トレースするコースなど、これらすべてを考えてバスを「点」でリアクションバイトへ
持ち込むための「」を作りだしながらリトリーブするということ。

 

 

真冬の旧吉野川、数は釣れませんでしたが、
その時その時で、「今一番釣れそうな感覚を感じながら釣るをする」ことができました。

「点と線」という考え、「僕のバスフィッシングでは非常に重要な考え」の一つです