「2015年10月」 のアーカイブ
Basser ALLSTAR CLASSIC2015
久しぶりのブログ更新です。
Basserオールスタークラシックが10月24、25日に開催
されました。
結果は2位。
僕自身2度目、3年ぶりに招待された今大会。
他団体の選手、そして僕がバスフィッシングを始めたころから見てきた
先輩方と勝負できる唯一の舞台。
そして、「勝たなければ意味がない」試合・・・
プラクティスは9日間、広大なエリアをチェックし、色々なことを試し、
「勝ちに繋がるバス」を探していきました。
実は、今回のオールスターに招待され、プラクティスの時から思っていた
ことがあります。
3年前のオールスター初出場の時に狙っていた利根川下流域。
優勝を狙えるバスだと確信し2日間狙い続けたバス・・・
その時の試合では、2日間ノーフィッシュという「苦い経験 」をしました。
今回は利根川下流域で勝負しようと・・・
もう一度あのバスを狙うと決めて今大会に挑みました。
これだけのギャラリーに見送られながらスタート、
選手としては最高の舞台です。
初日のスタート。
利根川下流域は水温が上がる時間帯から狙うことにし
(他の選手も少なそうなので)、朝一は霞本湖古渡エリアへ・・・
2~3匹釣ってから利根川へ帰ろうと思っていたのですが、
1匹バラしたのみ、ノーフィッシュのまま利根川へ向かいました。
10時過ぎに利根川へ到着。
そこから狙いのスポットをランガン、結局3匹のバスしかキャッチできま
せんでした。
初日のウエイトは2440g11位という微妙なスタート。
全体的にローウエイトだったようで、トップの吉田選手との差は1170g 。
2日目、ボートデッキにはロッド1本・・・
今回のメインルアーであるプロトのホグ系ワームに5gのゼロダン。
狙ったバスだけに照準を合わせて全力で利根川をランガンしました。
このロッド1本という選択に至るまでの「道のり」なのですが、
プラクティスではストレージに入れているタックルも含め20セット以上は
準備しています。
プラクティスでは色々なルアーでバスを釣っていきながら
そのフィールドを感じていきます。
毎試合ではありませんが、「勝てるバス」「勝負できるバス」と出会った時、
自分自身を追い込んで「ハイリスクハイリターン」という勝負をすると決め
決して後悔しないと決めた時だからできる僕なりの戦略が
「ロッド1本という選択」です。
試合終了15分前に5匹目を釣りリミットメイク。
2日目のウエイト4070g、トータル6510で他の選手の結果を待つことに・・・
暫定1位で迎え、残る選手は一人・・・青木大介。
青木選手がライブウェルから4匹目のバスを取りだした時、
「負けたな」ということが分かり「悔しい」という感情がありましたが、
5匹目の2500gオーバーのビックフィッシュを掲げた時には
悔しさを通り越していました。
1位と2位との差は3020g・・・
それくらい「最高の勝ち方」だったと思います。
大ちゃんおめでとう!!!
結果は2位でしたが、このような最高の舞台で試合ができたことを
嬉しく思います。
最後に、応援していただいたファンの皆様、運営スタッフの皆様、
支えて下さるスポンサー様に心から感謝いたします。
ありがとうございました。
今週末はジャパンスーパーバスクラシックです。
FACTスカルピン
FACTスカルピンが発売されます。
今週末から店頭にならぶと思いますのでよろしく
お願いします。
このスカルピンを作ったのは、今から5年ぐらい前・・・
バスの大好きなゴリをイミテートしたルアーが欲しいと思い自作したのが
きっかけです。
その後、数タイプのモデル(サイズ、シルエット)を変えながらたどり着いたのが、
今の形状のスカルピン。
最終的に作り上げたスカルピンの原型です。
僕が一番ルアー作りで拘るのが、「自分目線で見たルアーのシルェット」
その見た目まで作っていくのが、僕のルアー作りの一つでもあります。
見た目といっても実際にイメージしているのは頭の中・・・
ルアーを削りながらもそのルアーに与えたい動き(アクション)も
加わるようにイメージし、調整しながら実釣で答えを出していきます。
試合では2013年開幕戦早明浦ダムでフットボールジグの「秘密のトレーラー」
として紹介していたのが、自作していた少し前の型のスカルピンです。
あの時は秘密にしていて紹介できませんでしたが、
フットボールジグのトレーラーとしてメインで使い3位入賞することが
できました。
特徴は背中に施されたシボ加工。
ボトムにいるゴリのようにシルエットだけが浮かび上がりあまり目立たないよう
艶を抑えました。
一見単調な見た目ですが、ボトムでのバスへのアピール効果は絶大です。
今回のスカルピンにはスペシャルなカラーを用意しました。
#52 ゴリ
一番ボトムで擬態させられるカラー。
砂をイメージした独特のカラーにホワイトラメを入れることでより自然な仕上がりに
なりました。
ボトムにいるゴリのようにみえませんか?
バス目線ではこんな感じかと思います。
リグは、ジグヘッド、ジグトレーラー、ネコリグ、テキサス、ダウンショットなど
ボトムを意識して使う方が、イメージしやすと思います。
カラー紹介
#01 グリーパンプキン・BK
#11 スカッパノン
#18 シークレットスモーク
#24 マッディークロー
#33 グリーンパンプキン・BL
#37 リバーシュリンプ
#45 ライトウォーターメロン
#51 ステルスシャッド
#52 ゴリ
#53 シークレットグリパン
以上の10色です。
魚探。
TOP50最終戦から導入した魚探。
ホンデックス HE-820 HE-840
今まで使っていたのが、フロントにHE-5700、リアにローランスHDS5
+ハミンバードサイドイメージ。
10年振り?くらいに魚探を買いかえました。
フロントにはHE-840に400Hzの振動子をセット。
前に使っていたHE-5700にも400Hzの振動子のみをセットしていました。
400Hzの振動子は他の周波数の振動子に比べれば魚探画面に映る映像は
やや寂しいところではありますが、確実に船の真下の映像を映してくれるので、
沈み物やシューティングでのバスの正確な位置を把握するのに使っています。
リアにはHE-820に200Hzの振動子をセット。
リンクケーブルをセットすることでポイントのマークが楽になりました。
(今更ですが・・・)
もう一つの今更は、ヘディングセンサー。
マークしたポイントに対しての自船の正確な位置(方向)がわかるので、
魚探画面だけを見ながらでもキャストできるぐらい位置関係が解ります。
もっと早く導入すればよかった・・・と思いました。
まだ、使いこなせていませんが、これからです。
TOP50最終戦 霞ヶ浦
TOP50最終戦を終え、翌週の野尻湖で開催される
マスターズ最終戦との間にあるシルバーウィーク中に報告しようと
思っていましたが、CLIMAX ERITE5桧原湖戦の日程が
マスターズ戦後すぐに開催ということもあり霞ヶ浦戦の後すぐに
息つく間もなく桧原湖へ・・・
霞ヶ浦→桧原湖→野尻湖→桧原湖という休みなしのスケジュール
の3週間でした。
遅くなりましたが、TOP50最終戦霞ヶ浦戦を報告したいと思います。
記録的な豪雨で大水害をもたらした台風18号・・・
会場となる潮来マリーナの桟橋もギリギリ使える感じでした。
(少し前までは完全に水没していたようです)
普段の水位より約60cmぐらいの増水で、この増水が今回の試合の
キーとなったことは間違いないです。
初日、スタートして向かった先は霞本湖の古渡のシャロー。
葦、ブッシュ、マンメイドストラクチャーをテキサス、リーダーレスダウンショット+
FACTプロトホグ系ワームで狙っていくという作戦でした。
実は、直前のプラクティスで手ごたえを感じていたのが、
普段は手を付けないような葦やブッシュがあるシャローエリアです。
今回メインとなったこの古渡ですが、直前のプラクティスでは2匹の
バスを釣っただけなのですが、「釣れる気配」を感じたのでそれ以上手を付けず
試合本番で勝負しようと思っていました。
初日、3855gで11位スタートでした。
2日目、釣り方やリズムは完全に合っていると思いながらのスタート。
目指すは霞本湖の古渡、「増水したシャローの奥ではなく手前側」をスピーディーに
攻めていき広いエリアを効率よく狙ってリミットを揃え、さらに日が差したタイミングで
ブッシュのシェード狙いで入れ替えを行い、この日トップウェイトとなる4390g。
予選を2位で通過することができました。
決勝の朝、ボートのデッキにはロッドが1本・・・
これは僕が優勝を狙う時のスタイル。
自分が確信した勝てる可能性があるバスを狙い、
押し通すと決めたからこその選択です。
結果、2匹1734g16位、最終成績は7位まで後退しましたが、
戦略に関しては「狙いにいった結果」なので全く後悔はしていません。
この試合では、3日間釣りビジョンのカメラが同船していますので、
そちらを見て頂ければすべてがわかると思います。
初回放送日 10月11日(日)22:00~です。
今回使ったタックルです。
ロッド:ヘラクレス FACT70HST
リール:レボエリートZPI
ライン:バスザイルR14lb
フック:がまかつワーム321 3/0
ルアー:FACTプロトホグ系ワーム
リグ:5gリーダーレスダウンショット
今回すべてのバスをキャッチしたプロトのホグ系ワームの残骸・・・
今回の試合を物語っています。
年間成績は4位で2015年TOP50シリーズを終えました。
応援していただいた皆さんありがとうございました。